お絵描き初心者に本当にオススメな本
絵を描いてみたくても何から始めていいかわからないお絵描き初心者におすすめの教材本を紹介します。
その本は中村成一さんが書いた
人を描くのって楽しいね!―マンガのための人物デッサン― (廣済堂マンガ工房)
という本です。
中村成一さんは絵描きのバイブル的なウェブサイト『人を描くのって楽しいね』を開設をした人です。
僕もこの本を読んで人の描き方を学びました。とてもわかりやすくこの本のおかげで僕は絵を描きつづけてるといっても過言ではないです。
この本はほかの教材本と抜きんでて違うところはお絵描き初心者向けに特化していることです。遠近法などや構図などの知識が全く不要です。筋肉や骨などの解剖学などに関して描かれていますが、必要最低限です。絵を描きはじめるための描き方を教えてくれます。自転車の乗り方が一度理解すれば、ひとりで走り続けられるように、この本の内容をしっかり身に付ければ、絵を描き続けられるようになるはずです。
オススメな理由
イラストが豊富
前回紹介したルーミス先生の「やさしい人物画」では最初の10ページ近くが文章という驚くものでしたが、この本ではそんな心配がありません。イラストが載ってないページを探す方難しいくらいです。目次のページからイラストが載っているくらいです。これで飽きずに絵の勉強ができます。
イラストの教材本の中には明らかに人体構造が間違っているものも数多く存在しています。しかし、この本出てくる人体のイラストはすごく正確に描かれています。この本のイラストを模写するだけで、上手くなること間違いなしです。
イメージが湧くような工夫がたくさん
絵を描きはじめたばかりの人にとって人を描くということは、真っ暗な大海原を一人で航海するようなものです。しかし、この本は真っ暗な暗闇を照らす灯台となるでしょう。
この本では胴体をペラペラの板やゴム板に例えたり、肋骨や骨盤をハートに例える描き方を載っています。奇抜なようなアイディアですが、この工夫のおかげで、人体を描いたことがない人でもスンナリと人体をイメージできます。
きちんと順序立てて説明されている
「ね、かんたんでしょ」が決まり文句の『ボブの絵画教室』という動画があります。
この動画は絵の描き方を教えてくれるのですが、あっという間に絵が完成していきます。お絵描き初心者からすると、その途中経過をじっくりと知りたいと思うはずです。
この本はしっかりと絵の描き方について、しっかりと順序立てて教えてくれます。針金人間から筋肉のついた人体まで懇切丁寧に教えてくれます。
こんな人にオススメ
絵を描きたいけど何から始めていいかわからない人にオススメです。この本を一番初めから最後までやればだいたいの人体が描けるようになります。
ある程度絵を描ける人にとっては退屈な内容かもしれませんが、何も見ず絵を描く手助けになります。
本当にオススメな本なので多くの人に手に取って見てもらいたいです。
人を描くのって楽しいね!―マンガのための人物デッサン― (廣済堂マンガ工房)
- 作者: 中村成一
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: 単行本
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