『脳の右側で描け』を一週間やってみて
以前、『脳の右側で描け』という本を紹介しました。ほかの教材本とは違う視点で描かれています。僕も実際にやってみた結果と感想を記事に書きたいと思います。
以前の記事で紹介した右脳の力を引き出す3つの方法は以下の通りです。
1、逆さま描き 2、デスケルを使う 3、ネガスペースを使う
今回は逆さま描きとネガスペースを使う描き方について描こうと思います。
逆さま描きとは
模写する際に参考にする写真やイラストを逆にしてそのまま逆の状態で模写をします。逆さまにすることによって、自分があらかじめ持っているイメージを取り払うことができます。イメージを取り払うことにより、参考の写真やイラストをよく見るようになるらしいです。その結果、普通に描くよりも上手に描けるとのことです。
逆さま描きを練習した記録
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
逆さま描きの感想
実際にやってみた感想として、逆さま描きをしたとしても上手く描けるという実感はありませんでした。普通に描いたときと大して変わらないです。最初のときはその目新しさから、よく見て描いてしましたが2,3日経つと慣れてきてしまい、いつもの時間で描いてしまいました。慣れってこわいですね。
逆さま描きの発見としては最初に逆さま描きをした後、参考にした写真やイラストと用紙をひっくり返して元に戻します。その状態で写真やイラストと自分の絵を今まで見えなかった線や形が新たに見えてきます。この状態で修正することによってさらにさらに完成度高めることができます。
逆さま描きで描けば必ず上手く描けるわけではありません。慣れてしまいます。しかし、複数の視点から絵を見ることによって、より絵を見ることができます。
ネガスペースを使うとは
ネガスペースは実際の被写体を見て模写するのではなく、被写体の周りにある空間を見て模写します。
わかりずらいので、絵を使って説明していきます。(あまり上手な絵ではないので申し訳ないですが……)
例えばあなたがこの絵を模写するときどこを見て模写をしますか?
多くの方はこの赤く表示した部分を見て、模写すると思います。
しかし、ネガスペースではその逆です。
ネガスペースを使うとはこの被写体の赤い部分を見て模写することです。
下の絵のようにネガスペースを切り取ります。三次元的に見えてた絵が二次元的に見えるようになります。そうすると、脳が認識しやすくなって非常に描きやすいです。
ネガスペースをみると、わかりやすい図形に単純化もしやすいです。
ネガスペースを見ながら、アウトラインを描いていきます。
そうすると、こんな感じになります。
そして、アウトラインを描いていったら、その中を描き込んでいき、完成です。
ネガスペースを使う描き方の記録
1日目
2日目
この絵は逆さま描きと併用しました。
3日目
4日目
5日目
6日目
ネガスペースを使ってみた感想
『脳の右側で描け』の中で一番の収穫がこれです。この方法は本当にすごいと思います。右脳を使う練習だけに納まらず、普段の絵を描くときに使えます。今までなぜネガスペースを知らなかったのだろうと思うほどです。
ネガスペースが最も役に立つのは空間がある絵を模写するときです。
僕はこのような斜めからみた絵が苦手でしたけど、ネガスペースを使うようになって、だいぶ描けるようになりました。ネガスペースを使うことによって、被写体だけではなく、その周りの空間を参考にして模写ができるようになります。
ネガスペースはこれから絵を練習ときに常に使っていこうと思います。
最後に
逆さま描きは効果がわかりにくかったです。でもこの練習法自体は楽しいので、普通の描き方に飽きたときにやってみようと思います。
ネガスペースについてはやってみて効果すぐわかりました。今後、普段からネガスペースに気を付けて模写していこうと思います。
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