omy's sketchbook

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株初心者が学ぶ、バフェットの投資法

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こんにちはomyです。

 めっきり冷えてきましたね。急に寒くなったからか僕も体調を崩しております。

さて、久々に株関係の記事です。

世界で一番有名な投資家といえば、やはりウォーレン・バフェットです。彼はアメリカ在住の投資家であり、バークシャー・ハサウェイという会社を通じて投資を行い、莫大な資産を築きました。

その資産額は、6兆円以上とも言われ、2016年の長者番付では世界第3位にランクインしています。おそらく多くの個人投資家が尊敬する投資家の1人でしょう。

 

何かを勉強する際には、その分野で成功した人の本を読むのが一番早いだろうということで、バフェットの本を探してみました。しかし、残念なことにバフェット本人は株式投資に関する本を書いていないとのことです。

 

そこで今回は、バフェットの息子の元夫人であるメアリー・バフェットが著した「億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術」という本を読み、バフェットの投資方法について勉強してみました。僕がこの本を読んで自分なりに理解したことを紹介したいと思います。

 

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

  • 作者: メアリー・バフェット,デビッド・クラーク,井手正介,中熊靖和
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2002/05/20
  • メディア: 単行本
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バフェットの投資法

「億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術」は23章に分かれ、それぞれの章でバフェットが実施してきた優良企業への長期投資のエッセンスが詰め込まれています。投資を実施する上で、私が特に重要であると感じたポイントは下記のとおりです。

  1.利益(EPS)が安定して成長していること

  2.消費者独占型企業であること

  3.高ROEであること

それぞれについて、簡単に説明していきたいと思います。

1.利益(EPS)が安定して成長していること

最初に利益(EPS)が安定して成長していることです。最初に読んだ時は、成長している企業に投資するのはあたりまえじゃないかって感じたのですが、調べてみると成長し続けている企業って本当に一部なんですね。

※ EPSはearnings per shareで一株当たりの利益です。 

 

利益(EPS)が安定して成長している企業の代表例として挙げられるのは、お値段以上のCMで有名なニトリです。ニトリは30年連続で増収、増益を継続しており、直近5年のEPSについても増加を続けています。

 

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まさにバフェットが考える企業だと思います。投資する際には、ニトリのように成長を続けている企業に投資を行う必要があります。

 

2.消費者独占型企業であること

次に消費者独占型企業であることです。

例えば、ある企業が直近5年で成長を続けていても、もしライバル企業が出てきた場合に、すぐに成長がとまってしまうような企業では意味がないのです。

バフェットこのようにライバル企業との競争で利益を減らしてしまう、つまり他社との差別化ができていない企業を「コモディティ型」の企業と呼んでいます。

 

バフェットは「コモディティ型」の企業ではなく、他企業と差別化された企業。提供する製品やサービスに関して一種の独占的支配力を持っている「消費者独占型」に投資する必要があるといっています。

 

本では消費者独占型企業を4つのタイプに分けているのですが、書くと長くなってしまうので、次回以降の記事で紹介したいと思います。

3.高ROEであること

最後に高ROEであることです。ROEはreturn on equityの略で、日本語で言うと株主資本利益率です。

ROEは当期純利益÷株主資本で求められます。簡単にイメージすると資本金1000万円の会社が150万円の利益を出した場合、ROEは15%になります。

 

ROEは投資家が出資したお金がどれくらい効率的に運用できているかの指標になります。バフェットがこの指標を重要視しているのは複利効果が期待できるからです。

 

例えば、先ほど説明した企業Aについて考えると、この企業は150万円の利益を自己資本として、事業活動に活用します。つまり翌年は1,150万円の自己資金を使うことができます。企業は増加した150万円の資本を活用し、新たな店舗を展開、新商品の開発等を実施することで、前年より多くの利益を上げることができます。

翌年以降もROE15%で事業を展開することができたと仮定すると、10年後には、企業Aの利益は約450万円になります。

 

今度は、ROEが5%の企業Bについて考えてみます。企業Bは企業Aに比べて資金の活用が非効率な企業です。1000万円の資本を活用して生み出すことができる利益は50万円で、初年度、企業Aとの差は100万円です。

しかし、同じように10年間、ROE5%で成長し続けた場合に企業Bの利益は約78万円です。

 

差は約380万円に広がっており、長期的には大きな差になっています(本当にこんなに差があるのって思った方、是非エクセルで計算してみてください。)このことからバフェットは投資をする上でROEを重要な指標として位置付けています。

 

まとめ

まとめです。投資企業を選定する際にバフェットが重要視したことは、(1)利益(EPS)が安定して成長していること(2)消費者独占型企業であること(3)高ROEであることです。

 

これを見るとバフェットが優良成長企業を投資の対象としていたことが良くわかります。優良企業を見つけ、その企業の株を持ち続けることでバフェットは巨万の富を手にした訳ですが、僕もそんな投資家になりたいものです。

 

今回、「億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術」を読んで、なんとなく自分の投資スタイルが見えて来た気がします。次回以降の記事で私の投資基準について、書いていきたいと思います。